カフェの窓から、外を行く若い女性たちを見ていた。
何気なくて素敵な人、
個性的な服を派手にならずに着こなしている人。
よく探せば、我々世代にもそういう人がいるはず。
シニアだからという年齢の括りは
やめたほうがいいと思う。
(本文より)
夏の麻、冬のツイードへの偏愛、スヌードの上手な着こなし方。
重ね着、着回し、色あわせ。
躊躇したり模索したり、オシャレへの飽くなき探求心、いまだ衰えず、の玲子さん。体型の崩れや加齢による悩みは尽きないけれど、いくつになってもおしゃれ心を忘れたくない女たちの、あらゆる世代の悩みに寄り添う「装い」のヒント集。妻、恋人、友人へのプレゼントとしてもよろこばれます。
【もくじ】
●春夏
ゆったりに惹かれて
さりげなく、が素敵
春の服探し
麻ごころ
麻のジャケット
夏支度
赤を効かせて
お料理のように
動いて揺れて
涼しげに見える夏の「黄色」
ファストファッション
おしゃれロボット
最低限のおしゃれ
スポーツクラブ通いの服
シニアらしさ、とは
清純なパール
大ぶりのネックレス
コサージュを手作りで
ベルトの出番
かごバッグ
はじまりは白
夏のサンダル
「おじ靴」を履きこなす
●秋冬
日常をたのしむ
秋の夜長
インディゴブルーの魅力
男の人だって
「躊躇する」派
自由に重ね着
スエットでおでかけ
定番コートの着こなし
キュートでタイト
ツイードが好き
ツイードが私を誘う
すたれないニット
かぶりものが似合う人
「更に」プラスがいい
必然の美
あとがき