不安な時ほど、その存在がしみる
大阪から上京して初のひとり暮らし。
休日は、朝起きてから夜寝るまで一人きりで「あれ、今日一言もしゃべらなかったな」という日もありました。ある日、さみしさにたえかねて、すがる思いで本屋へ行き、貪るように本を読みました。パリパリに乾いたふきんのような心が、文字の泉に浸り、徐々に柔らかくなっていくのを感じました。その時「本はわたしの心の友達」と確信しました。(まえがきより)
〔もくじ〕
Ⅰ ホンのひととき(エッセイ)
Ⅱ 読書日記 2011~2014
Ⅲ 書評の本棚
<掲載書籍一覧付>
<装幀>クラフト・エヴィング商會