ジャンル別一覧ページへ
小説の一覧へ ノンフィクションの一覧へ 写真集・豪華本の一覧へ コミックの一覧へ ニュース検定・公式テキストの一覧へ 児童書の一覧へ Mainichi Business Booksの一覧へ 教育・趣味・実用の一覧へ 佛教芸術の一覧へ 毎日ムックの一覧へ 別冊・増刊の一覧へ
ジャンル別一覧ページへ

ISBN: 4620107980
電気ちゃん
電気ちゃん
ISBN:978-4-620-78011-5
楠 章子:著
毎日新聞社
定価:本体1,300円(税別)
あさのあつこさん推薦!――「人のもつ、物語のもつ、哀しみと強さがここにある」

超ダメ男「電気ちゃん」に拾われた16歳の家出少女・鳥子(とりこ)。
乳がんの宣告をされた26歳OLの寿寿(じゅじゅ)。
凄腕の料理で男を次々と部屋に誘う38歳バツイチのきみ夜。
男性より女性を愛する超美人ホステス、紫(むらさき)。
「電気ちゃん」という奇妙な縁に引きよせられたのは、生きることがあまり上手ではない女たち。
ひとりぼっちの魂をそっと包み込む五つの物語。
気鋭のスト―リーテラーによる鮮烈な渾身作!


「魂が電気に触れたようだった。ぴりぴりと痺れる。痺れたその後、じんわりと温かく、豊かになっていく。
 そして、哀しくなっていく。鳥子、寿々、紫、きみ夜、電気ちゃん。一人一人の物語は孤独で異質で透明だ。
 この哀しさ、この澄んだ哀しさは、いったいなんだろう。そして、この強さは、なんだろう。
 一人一人の孤独が絡み合い、もつれ合い強く鮮やかな色彩を放つ。幼い鳥子がパレットの上に残した紫の色のようだ。
 人のもつ、物語のもつ、哀しみと強さがここにある。」   ――あさのあつこ
<四六判/168頁>
 
Copyright Mainichi Shimbun Publishing Inc.All rights reserved.
掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
著作権は毎日新聞出版またはその情報提供者に属します