本書では、一目均衡表の三大柱である時間論、波動論、値幅観測論のうち時間論の重要な部分を中心にわかりやすく解説してみます。ややこしい部分はどんどんカットして、実戦向きにあつらえる方が、忙しい現代人にとってよいと考えたからです。本書の解説には、私・秋津学が実戦を踏まえて独自に解釈し、おそらく一目均衡表の発明者・一目山人氏とは違う考え方がありますが、実践で得た結果を重視し、成功率を高めるためにはその方がよいと判断しました。「秋津式8の法則」「値幅メド論」「分足・時間足の戦術」「新・FXパノラマチャート」など新しい試みを随所に入れ、株だけでなくFX(外国為替証拠金取引)にも完璧に対応できる強力な分析ツールにしました。(本書「まえがき」より)