ISBN: 9784620318004
辺見 庸:著
毎日新聞社
(2009-6)
1,785 円
傷ついたもの、破壊されたものに宿る美とは何か? 破局の迫るいま、本当に輝く哲学とは?
チェット・ベイカーを語りながら現代の悪と美の極限に迫る「甘美な極悪、愛なき神性」、新しい言葉の誕生を予感させる瞠目の書き下ろし詩篇、2年にわたって『月刊現代』巻頭に連載され大反響を呼んだ「潜思録」全文……など最重要作品を収録するコレクション第3巻。付録の折り込み栞では、田中優子(国文学者)、趙博(シンガーソングライター)、細見和之(ドイツ思想研究者)、五所純子(ライター)が書き下ろしの辺見庸論を執筆。
<四六判>
【目次】
Ⅰ 美と破局
Ⅱ 詩篇
Ⅲ 潜思録
Ⅳ 痛みについて
Ⅴ 音なく兆すもの
Ⅵ 宵の散策
Ⅶ 蝶