第1巻は、主なテーマを「記憶と沈黙」とし、忘却と事実の改竄
そしていらだたしい饒舌と多弁に特徴づけられる現在の虚妄を、
過去の闇と静寂からもっとも透明な殺意をこめて撃つ文章群を
あつめました。
とりわけ巻頭の書き下ろし「垂線」約45枚は、
詩的断想の形式をとったかつてない野心的作品で、
記憶・言葉・国家・神・人間身体・沈黙について
鬼気せまる表現をこころみております。
「垂線」とはいったいなにか?「垂線」はなにを殺すのか?
それはどこに存在するのか。共犯者はだれか。
「垂線」の先端にはなにがあるのか?・・・
是非、コレクション第1巻を味読ください。
尚、続巻は随時刊行され、各巻に書き下ろし作品が
1、2篇収録されます。
<四六判>
Amazon で購入する楽天 で購入する